自分の資産と幸福度は比例しない?裕福な日本人でも心を病む人が多い理由とは!?

お金の勉強

どうもみなさんこんにちは!ryutaです!

今回のテーマは

『年収を増加させても幸せにはならない!?その真相は一体何で??』

というテーマで解説していきたいと思います!

みなさんはお金持ちになりたいですか?

僕はお金持ちになりたいんだ!

もしなりたいとして、お金持ちになっても幸せになれないとしたら、どうですか?

え?お金を持ってれば幸せなはずだよ!

今回はそこについて解説していきます!日本で年収を増やしても幸せになれない理由にフォーカスを当てて解説します!

それでは早速本題に入っていきましょう!

年収をアップしても幸福度が上がらない理由

日本において年収アップが幸福度に繋がらない理由は主に3つあります。

❶税負担が増える

日本では稼げば稼ぐほどに税金の負担が増えていきます。

確かに稼いだ分だけ税金は増えていくね。

年収400万円の人なら、手取りは320万円になりますし、年収1000万円の人なら手取りは740万円になります。

年収手取り
400万円320万円
1000万円740万円

これで気付く人もいると思いますが年収の差額は600万円あったとしても、手取りの差は420万円まで縮まっています。これはなぜかというと、稼げば稼ぐほど税金や社会保険料の金額が多いからです。

❷効用が上がらなくなる

効用とは消費者の幸福度のことです。

年収と効用の関係は年収が高くなる程に効用の伸びが緩やかになっていくという物です。

お金を稼いでも幸福度に差はないの?

年収100万円から年収300万円になった時幸福度の伸びはすごく大きいのですが、年収800万円から年収1000万円になった時は幸福度の伸びが少ないんですね。

最貧国では所得の絶対水準に意味があります。

「食べることができる」、「住むことができる」と言ったようなことが幸福度にダイレクトに影響があります。

しかし先進国では所得の絶対額は上がっても幸福度はそこまで変わりません。年収800万円を超えたあたりから幸福度は伸びにくくなります。

❸地位財

「地位財」について理解しておいておきましょう!

今からみなさんにふたつの世界を比較してもらいます。どちらの世界に住みたいか考えてみましょう!

『A世界』

あなたの年収は800万円、あなた以外の人の年収は1000万円

『B世界』

あなたの年収が600万円、あなた以外の人の年収は300万円

このAとBの世界どちらが良いですか?

きっと多くの人がBを選ぶでしょう。Bの世界でのあなたはいわゆる「勝ち組」の立ち位置にいるんです。

「年収」というものの価値は他者との比較によって決まる側面があるからです。

このように他人よりよりも多いことに意味がある資産のことを地位財と呼びます。

車、年収、家、社会的地位などが当たります。

では次です。

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『A世界』

あなたの休暇は年間4週間分。他の人は6週間

『B世界』

あなたの休暇は年間2週間、他の人は1週間

この場合どっちが良いですか?きっと多くの人がAの世界を選ぶでしょう。

「休暇」に関しては絶対数が多いかどうかで幸福度が決まります。

他者と比較して決まらないものを「非地位財」と呼びます。

地位財の競走

仮に年収1000万円の人がいるとしましょう。しかし幸福度が低い人がいます。このような人には非地位財はが関係してきます。

なんでかというと「地位財の競争にハマってしまう」からです。

きっと僕もプライドで競争に参加してしまうと思うな…

どういうことかというと、年収1000万円の人の周りには年収1000万円くらいの人がたくさんいます。

会社の同僚や、住んでる場所のご近所さんなどです。

このように高い生活水準が普通の環境にいると、年収1000万円という環境が普通に感じてしまうんですね。

しかも周りの人たちに合わせて良い靴や良い服、良い車や良い家を買うようになっていきます。

貧乏人に見られないようにするんですね。

もし、その中で頭一つ抜けたお金持ちが現れたとしましょう。

自分自身の格付けが下がってしまうことでしょう。

一般的ベンツやBMWといった車は高級車です。

しかし、高級界隈では貧乏人の乗り物と言われてしまうこともあるんだそうです。

庶民エリアで高級車と言われるような車でさえも、高級住宅街では普通車になってしまうんです。

経済学の研究で明らかになっているんですが、地位財の獲得競争には終わりがありません。この地位財の獲得競争に参加してしまうと、キリがないんです。

人間はマウントしたがる生き物です。マウントにより競争を起こします。

年収が30億円の人でさえも、周りがそれを上回ると惨めな気持ちになります。

なのでお金持ちの中にはあえて高級住宅街とは離れたところに住む人もいます。

うまく競争と向き合おう

地位財の獲得競争により、経済成長があるのも事実なので競争全体を全否定はしません。

健全な競争はプラスな効果をもたらすことも事実です。

しかし資源は有限であることを忘れてはいけません。お金や時間は無限にはありません。

地位財の獲得競争に巻き込まれると、非地位財を手に入れるための資源がなくなってしまいます。

自分らしさを失ってしまう可能性もあるんです。

死ぬときにお金ちの全盛期を迎えても意味がないんです。

もし地位財の獲得に巻き込まれてしまっている人は

年収が高くても、ゆとりを感じられない程競争をし続けないといけない状況がどこかで生まれているのかもしれません。

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